【人生変わる!?】自分の為にも会話にも使えるおすすめ寓話26選③~ちょっとしたことで大きく変化をもたらす

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【人生変わる!?】自分の為にも会話にも使えるおすすめ寓話26選③~ちょっとしたことで大きく変化をもたらす

「仕事が忙しくて時間がない」

「すこしさぼっちゃおうかな」

なんて考えてしまいますよね。そのちょっとした行動や考えを変えるだけで大きな変革をもたらせるんです!

あなたには座右の銘は有りますか?

生きる指針として一つ・二つ持っておくと考え方の基準となります。

また、知識として持っておくと様々な考え方を許容できるため、とても役に立ちます。

寓話同士が矛盾することは多くありますが、人の考えは矛盾するものです。

視点や立場により様々な解釈がある。そう理解するのに寓話は有効です。

厳選しましたが26に上ったため分けてご紹介いたします。

⑨【寓話】ちょっとのズルが、、、樽の中のワイン

山奥のユダヤ人の村に、新しいラビ(ユダヤ教における宗教指導者)が着任することになった。

村人たちはラビが着任する日に、祝いの宴を開くことにした。

ユダヤ教会堂の中庭に空の樽を用意し、前日までに村人それぞれが一瓶分の酒を樽の中に注ぎ入れておくことにした。

 当日までに樽はいっぱいになった。

新任のラビが到着すると、村人たちはラビを住まいに案内した。

そして、ユダヤ教会堂に案内して、祈りをささげた。

その後、祝いの宴となった。

しかし、どうしたことだろう。

樽から注いだ液体はまったく酒の味がしない。

それはまるで水のようだった。

長老たちは新任のラビの手前、戸惑い、恥じ入った。

突き刺すような静寂が立ち込めた。

しばらくして隅にいた貧しい村人が立ち上がってこう言った。

「みなさんに告白します。実は、みんなが酒を注ぎ入れるだろうから、

わしが一瓶くらい水を入れたって、誰にも分らないだろう。そう思ったんです。」

間髪を入れず、別の男が立ち上がった。「実はおれも同じことを・・・」

その後、次々に、「わしもです。」「おれもです」と言いだし、

とうとう村人全員が同じことをしていたことがわかった。

この話の教訓は「自分一人くらいさぼっても・・・」が広がると組織は崩壊するということだ。

誰かのさぼりや手抜きは、それを尻ぬぐいをする人がいる限りは、表面化してこない。

しかしながら、尻ぬぐいをする人よりも、さぼる人や手抜きをする人が多くなると一気に問題が表面化してくる。

引用 『座右の寓話』 戸田智弘

自分一人くらい、、、

がチームを崩すという話ですね。

一人くらい大丈夫だろう。誰しもが考えることです。

「当たり前のことを当たり前にやる」ちょっと意味が違いますが、自分にしかできないことも自分でもやれることもどちらも大切です。

次は逆にそんな自分一人が変えていく話です。

⑩【寓話】一つの行動から『ひばりの引っ越し』

春先になって

「ひばりが麦畑に巣」

を作りました。

初夏のある日「大勢」の村人がやってきて

「そろそろ麦を刈らないとな~」

と話をしていました。

これを聞いていたひばりの子供が

「お母さん麦刈りが始まるから、引っ越ししよう」

と言いました。

しかしひばりのお母さんは

「まだ、大丈夫」

と平然としていました。

数日がたって「3人」の村人が

「ぼちぼち、麦を刈らないとな~」と話していました。

これを聞いていたひばりの子供が

「お母さん、もう駄目だよ!」

と叫びました。

しかしお母さんは

「まだ、大丈夫」と取り合いませんでした。

更に数日後・・・

今度は村人が「一人」でやってきて

「じゃあ、ぼちぼちやるか」

とつぶやきました。

そこで初めてお母さんは言いました。

「さあ、逃げましょう」

引用 トヨタの上司

「自分一人でもやる」がチームを動かす。

皆でやろうっと言っているうちは動き始めません。

動き出す一人が出てきてから初めて、それについてくる人が出てくる。

周りに合わせていたらいつまでたっても始められませんね。

⑪【寓話】ちょっとした考え方ひとつ『ゴーグルをつけろ』

イタリアのある化学プラントメーカーの話である。この会社では、作業中、目の中に異物が入るのを避けるため、作業員全員にゴーグルの着用を義務付けていた。しかし、実際のところゴーグルの着用率は高くなかった。経営幹部や現場監督が「ゴーグルをつけろ」と命令しても、現場の作業員は言うことを聞かなかった。

経営幹部や現場監督が集まる会議では様々な意見がでた。「作業員の性根をたたき直す研修をしよう」という声もあれば、「作業員を悪者扱いすること自体が問題だろう」「作業員ではなく、監督者が悪いんじゃないか。監督者が作業員を指導するノウハウを学ぶべきではないか」という声もあった。

悪いのは作業員か現場監督か。いや両方悪い。いやいや経営幹部が悪い。堂々巡りが続いた。解決の糸口が見えないばかりか、険悪な雰囲気が漂い始めた。

そんな矢先、社外からのコンサルタントを招いた。会議の席でコンサルタントは問いかけた。「何が問題なんですか?」「作業員がゴーグルをつけないことです」

コンサルタントは次にこう問いかけた。「では 何が“解決”ですか?」「作業員がゴーグルをつけるようになることです」コンサルタントは続ける。「どうしたら、それが実現するでしょうね?」みんなは顔を見合わせた。「それが分からないから苦労しているんだ・・・」みんなはあきれかえったような顔をした。

しかし、誰かが冗談交じりに言った。「そりゃあ、かっこいいゴーグルに変えれば、みんながつけるんじゃないか」。一人がその発言に反応した。「イタリアの男にとって、かっこいいってことは大事なことだ。もしかしたら、いいアイデアかもしれないぞ」。他の人間も続いた。「じゃあ、ミラーのレイバンみたいな、かっこいいサングラス風のゴーグルっていうのはどうだ」「おお、いいねえ。それならみんながつけるんじゃないか」

さっそく試しにかっこいいおしゃれなゴーグルをつくり、一つの班のメンバーだけに渡してみた。すると、その班のメンバーは全員が喜んでゴーグルをつけた。幹部たちは「これはいいぞ」と、かっこいいゴーグルを作業員全員に配布した。みんなが喜んでゴーグルをつけるようになったどころか、ゴーグルをつける必要がない場所でもゴーグルをつけるようになった。

『座右の寓話』(戸田智弘著

物の見方を変えるということです。

何でうまくいかないのか?ではなく「どうしたらうまくいくのか?」を考える。

体操の内村航平選手の東京五輪にあたっての言葉ですが、

「国民の皆さんが(一部ニュースによると)五輪は(開催)できないんじゃないかという気持ちが80%を超えている、というのは、少し残念に思っています。『できない』じゃなくて『どうやったらできるか』をみんなで考えて、どうにかできるように、そういう方向に考えを変えてほしいと思います。非常に大変なことであるというのは承知の上で言っていますが、国民の皆さんとアスリートが、同じ気持ちでないと、大会はできないのかなと思う。どうにかできる、なんとかできる(という)やり方は必ずあると思うので、どうか『できない』と思わないでほしいと思います」

どうしてできないのか?だとできない言い訳ばかり出てきますね。

次は有名な寓話です

⑫【寓話】目的ひとつ『三人のレンガ職人』

旅人が道を歩いていると、レンガを積んでいる3人の職人に出会い、「ここで何をしているのですか?」と尋ねます。
1人目は「レンガを積んでいるのさ」と答え、辛くて不公平だと考えていました。
2人目は「大きな壁を作っているのさ」と答え、家族を養うために仕事があることに感謝していました。
3人目は「歴史に残る偉大な教会を作っているのさ」と答え、教会の完成をイメージし、そこに訪れる人々の幸せまで考えていました。

イソップ童話

実はこの話には続きがあるようです。

10年後

1人目は相変わらず文句を言いながらレンガを積んでいました。2人目は、賃金は高いけど危険の伴う屋根の上で仕事をしていました。そして3人目は、現場監督として多くの職人を育て出来上がった大聖堂には彼の名前がつけられたんです。


引用
https://www.mag2.com/p/news/396558

これも考え方の違いですね。

目的をもってやる。志を持つと仕事の成果だけでなく仕事を楽しいと感じられるようになるかもしれません。

今、目の前にある仕事は楽しいですか?ただやらされているだけですか?

あなたの仕事がお客様のもとに届き、お客様がそれにより変わる人生を想像しながら仕事をすることで少しは変わるかもしれませんね。

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この記事の監修者

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キャリアコンサルタント

兵庫 直樹

国家資格キャリアコンサルタント。大手外資系ホテル勤務を経て、15年に亘り、マネジメント業務に従事。 その中で人材関連に興味を持ち、キャリアコンサルタントを取得し人材業界へ。その後、持ち前のコミュニケーション能力と資格を生かし、ハローワークにて就業支援に従事してきた異例の経歴!

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