飲食業経験者は即戦力?仕事で最も大切なスキルと飲食の先のキャリア

飲食業
飲食

転職したい、、、
でも飲食のことしか知らない、、、
大丈夫かな。。。

大丈夫です!飲食業界でやってきたあなたには誰にも負けないスキルがついています!
確かに飲食経験者はホワイトカラーに必要なスキルとは違う能力が身についています。
スーツの正しい着方がわからないかもしれません。
ビジネスマナーを正しく知らないかもしれません。

ただ、飲食だけでしか身につかないスキルがあります!それもとても大切な。
もし人事の方が見ていただいているのであれば是非、飲食業の人の採用を検討ください。

今、飲食業にいらっしゃる方。あなたのスキルは絶対的に不必要なものではありません!
【完全網羅のロードマップ】飲食の業態・職種と夢の叶える方法

胸を張っていいスキルをお持ちなのです!

飲食経験者が秘めているスキル

  1. イレギュラーに対応できる状況判断
  2. どんな仕事にも応用可能な接客・対人スキル
  3. 仕事に対する心構え
  4. 圧倒的な下準備をする当たり前のこと
  5. お勧め転職先職種

1,イレギュラーに対応できる状況判断

「イレギュラーなことを当たり前だと思っていませんか?」

飲食業界は毎日がイレギュラーです。
他の接客業と比べても違いが顕著でしょう。
様々なお客様がいらっしゃり、その日により食材も変わり、メニューも変わる。
曜日によっては忙しさやアルバイトの人員も違う。
イベントをすることもあるでしょうし、変わったお客様やVIPもいらっしゃる。
アルバイトもミスを多くするでしょう。

そんな中で日々働いている中で無意識にあなたの中には状況判断能力が備わっています。

なんといっても第一は「お客様」。そのために今どういう行動をするべきか。
ルーティンワークと感じている方もいらっしゃるかと思いますが、そのルーティンの内訳をよく見てみてください。
お客様によって接客を無意識に変えているかもしれませんし、
時間帯によってやるべきことを瞬時に把握しているのかもしれません。

どんな業界であれイレギュラーはつきものです。
そしてイレギュラーをうまく乗り越える人こそ会社に必要な人材です

「当たり前じゃん!」っておもっていませんか?
意外とオフィスワークや営業職など他の職場の仕事の大半はルーティン作業です。
そんなもの覚えてしまいさえすれば誰でも出来る。
毎日のルーティンをこなすだけの仕事はAIがやってくれます。

今、何が必要で何をすべきなのか。
あなたの優先順位をその会社に合わせて判断ができるようになれば最強のビジネスマンです。

2,どんな仕事にも応用可能な接客・対人スキル

そりゃー、接客が仕事だし、、、

接客・対人スキルも重要なスキルです。
どんなお客様に対しても、合わせたサービスをしてきたあなたは優秀なサービススキルをお持ちです。
高級店経験がなくてももちろん大丈夫。
多くの方と接客するうちにあなたにはスキルはついています。

さて、どんな業界でも結局は接客・対人スキルがものを言います。
私の前職であるキャリアコンサルタントも同様です。

まずはお客様として大切に接する。
上からアドバイスしようなんて考えだけでおこがましい。そう考えておりました。

きちんとしたビジネスマナーよりもあなたの親身な態度や笑顔の方が100倍効果を発揮します。
接客業以外でも同様です。お客様にできるのであれば上司や部下に対してもできるはず。
その方が何を望んでいるのか?それを考え提供するのが飲食のサービスです。

場面が違えど求められることはすべて同じ。

「僕は調理だけしかやってないからな、、、」

直接お客様と接していなくとも、あなたは日々お客様が求めるものを考え
メニューを作り、美味しい料理を素早く作っています。
それはマーケティングの思考です。
お客様が何を求めて、何を提供したら喜ぶのか常に考えている方
その思考はなかなか身につかないものです。

クライアント様に対しても、何を求めているのか常に考えるあなたは優秀なビジネスマンです。

3,仕事に対する心構え

飲食業はハードで理不尽な業界です。
ただそんな飲食でもいいことは沢山あるのです!
それは別の記事を参照ください。

「飲食業=ブラック」とあきらめてませんか?

お客様から理不尽なクレームを受けることもあるでしょう。
新店オープンでバタつくなどしてハードに働く時期もあるでしょう。

やらされ仕事であってもその環境下で経験を積んだあなたにこそ乗り越えられる試練があります。
優先順位を決め、それに向かって突き進む。

やろうと思ってもできることではありません。

また、管理職の経験があればなおさらです。
理不尽なことも多くなれば上から下から意見を言われ板挟み。

数値の管理も同様で責任感を持って売り上げにコミットしてきたかと思います。
大手企業で一つの歯車として働いている方には持ちえない素晴らしい考え方です。

あなたの「仕事に対する価値観」はなんですか?
どんな状況下であれ、お客様を大切にしない人は今頃飲食店では働いていないでしょう。

4,圧倒的な下準備をする当たり前のこと

いや、それは当たり前じゃん

っておもいますよね。
飲食をやっていたら仕込みをしない恐ろしさを知っていますよね?

意外と当たり前に思っていることも他の業界では準備を甘く見ている人は多くいらっしゃいます。
仕入れから仕込み・テーブルの用意・予約の確認・予約までの時間配分など、
スケジュールを念入りに決めて計画通りに物事を進める手順はあなたの内側に当たり前のように備わっているのです。

確かに飲食から他業界に移ることは大変ではありますが、入社して使えないことスキルばかりではありません。
むしろ飲食でしか学べないことは大いにあります。
PCの扱いに困ることもあるかもしれません。
覚えることもたくさんあると思いますが、覚えればいいだけのこと。

飲食で身についた素質はどこに行っても役に立ちます。

5.お勧め転職先職種

ではどんな企業が向いているのでしょうか?
飲食には様々な職種があります。
あなたに合った転職先を探してみてください!
【完全網羅のロードマップ】飲食の業態・職種と夢の叶える方法

お勧め職種

営業職
接客・販売職
事務職
人材紹介会社
エンジニア
商品開発

営業職

接客を極めたあなたには一番向いているかもしれません。
「ラストオーダーでもう1オーダー取ってこい!」なんて店長に言われたことは有りませんか?

飛び込みとか、押し売りとかそんなの嫌だ!
って考えている方。ご安心ください。
確かに飲食店はお店を開いていれば勝手にお客様は入ってきます。
飛び込み営業は自分でお客様を見つけなければいけないから大変ですよね。

ただ、現在では飛び込み営業のスタイルはだいぶ減ってきています!
例えば不動産の営業。「不動産買いませんか?」なんて言われたことありますか?
今、多くの企業は見込み客のリストを作っています。
WEBで掲載して問い合わせがあった人にだけ電話する。
街でビラを配り、反応があった人に話しかける。
など、飛び込み営業で門前払いは少し前の話。

もちろん電話で営業かけて「いらん!」って切られちゃうこともありますが、、、
酔っ払いのいじわるなお客様よりだいぶマシです。

また、営業職はどこの会社にもあります。
よって採用の人数が多く、未経験でも入社しやすいのも特徴です。
「未経験からがっつり稼いでやる!」って方はお勧めです!

飲食業界の中でも営業職は存在します。
食品会社などに入ったら調理の経験・知識も生かせますね!
飲食店に営業をかけるときにあなたの経歴はプラスに働くでしょう!

接客・販売職

こちらはイメージがつきやすいですね。
アパレルなどの小売業は即戦力として活躍できる業界でしょう。
飲食と違うのはお客様との会話の時間の長さや仕入れ在庫管理の大変さなど

あとはマーケティングの思考も必要となるので同じ接客業でも勉強になりますね。

事務職

土日休みたい!労働環境を第一に考えたいのであればお勧めです!
事務職は会社によっては、もしかしたら退屈してしまうかもしれませんが、
今後スキルを磨くにあたっては良い選択しです!

電話対応などもこなす仕事であれば接客の経験が生かせますね!
また、事務職は比較的未経験でも入りやすい業種です。
もし、新しい業種にチャレンジしようっと思い立ったら一つの選択肢としてありです。

人材紹介会社

わたしはこれを選びました!
飲食専門の人材紹介会社は飲食の人を相手にする仕事。
業界の現場のことを知らない人に飲食のことは理解できないですよね?

以外にも業界の経験者であれば、人材紹介が未経験であっても入社しやすいです!
調理でも接客でもお客様と共感しあえる経験を持っているあなたは即戦力です!

エンジニア

すごーく勉強が必要になりますが、未経験でも始めやすく、手に職をつければ
くいっぱぐれの無い仕事です。
以前こんな記事を書きました。

年収を上げるキャリア・4つの転職術 ~即効性のあるものあります

そこで紹介したのがキャリアの掛け算という考え方。

『3つのキャリア の「掛け算」で100万分の1のレアさ(=希少性)が実現します。』

『藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方』(藤原和博著)

例えばサイトやアプリを作って、あなたの調理技術を家庭で簡単に再現できるようにしたり、
レシピを公開して新しいサービスを生み出すこともできるでしょう。
新しいスキルを得ることで、あなたの脳みそが変わります。
飲食勤務の人の副業はこちらで紹介しております、が色々かけ合わせたら面白そうですよ?

かけ離れた業界同士のスキルだからこそ面白い相乗効果が生まれて希少性が出来る。
それが年収アップにつながります!

また、現在ゴーストレストランが増えてきております。
ゴーストレストランは飲食×ITが実現した姿ですね!
今はやりの「Wolt」について

商品開発

今はクラウドキッチン・ゴーストキッチンなどが増えて飲食店舗を持たないところもあります。
調理は好き!でも自分の好きなものを作りたい!
っという方、商品開発などどうでしょうか?
テイクアウトやデリバリー用の商品を開発する仕事。

この仕事単体では稼げないかもしれないので副業としてお勧めします。

最後に

飲食業界を抜けて他の業界に行くこと、それも素晴らしいチャレンジだと思います。
ただ、あなたの経験は非常に貴重で飲食業界でのスキルを忘れてしまうのは勿体ない。
他の仕事の傍ら、飲食関連の副業をするのも面白いかと思います。

【今だけの情報あり!】飲食店勤務でもできる副業の勧め-6種類まとめ+具体的なアイデア

飲食人専用のたまり場!外食産業のこれからのために今できること

この記事の監修者

監修者画像

キャリアコンサルタント

兵庫 直樹

国家資格キャリアコンサルタント。大手外資系ホテル勤務を経て、15年に亘り、マネジメント業務に従事。 その中で人材関連に興味を持ち、キャリアコンサルタントを取得し人材業界へ。その後、持ち前のコミュニケーション能力と資格を生かし、ハローワークにて就業支援に従事してきた異例の経歴!

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