労働関係法令の知識⑦職業能力開発促進法についての知識まとめ~キャリアコンサルタント量産計画

職業能力開発促進法は以前にも助成金がらみで説明をしましたが、法律という観点でもう一度ご紹介します!
基本内容は同じですが、重要ポイントなので参考にしてください。
参考記事 
職業能力開発促進法の重要ポイントまとめ
第11次職業能力開発基本計画を徹底解説!
職業能力評価基準の重要ポイントまとめ

などなど職業能力開発促進法は法的拘束力は強くないですが、
多くのキャリアに関する計画にかかわってきます。
関連して覚えましょう!

たしか努力義務だったり配慮義務だったりで
強制ではないやつだよね?

うん。でもこれを推進することで
その他の計画はスムーズに行えるようになるんだ
助成金がでたりもするからね

職業能力開発促進法

職業能力開発促進法は、職業訓練職業能力検定の内容を充実させることにより、
労働者の職業能力の開発を促進することを目的とした法律です。
キャリアコンサルティングの分野と非常にかかわりが深く、
キャリアコンサルタントの国家試験や登録制度もこの法律により規定されています。

用語の説明

労働者は事業主に雇用される者及び求職者を言う
労働基準法やそのほかの法定とは異なり、
職業能力開発促進法の労働者には求職者も含みます

職業能力とは職業に必要な労働者の能力のこと

職業能力検定とは職業に必要な労働者の技能及びこれに関する知識についての検定をいう

職業生活設計とは労働者が自らの長期にわたる職業生活における職業に関する目的を定めて
その目的を実現させるために計画すること。
適正や職業経験などにあわせて職業の選択職業能力の開発や向上のための取り組みなどを自ら計画することをいう

キャリアコンサルティングとは労働者の職業の選択職業生活設計または職業能力の開発及び向上に関する相談に助言及び指導を行うこと

なるほど!
労働基準法は企業の中での働き方の法律だったけど、
これは企業内にかぎらないんだね!
だから求職者も含まれるのかぁ

職業能力検定には職業能力開発促進法に基づいて国と都道府県が実施する技能検定
事業主が実施する検定制度、事業主団体が実施する業界検定制度などがあります。
このうち技能検定は都道府県職業能力開発協会が実施する111職種、
民間の試験期間が実施する19職種について行われてます。
民間の試験にはキャリアコンサルタントの上位資格とされる1級・2級キャリアコンサルティング技能士になるためのキャリアコンサルティング技能検定も含まれています。

なに?そんなにたくさんの技能検定があるの?

うん、本当にたくさんあるよ
詳しくは厚生労働省のHPに書いてあるけど
合格すると技能士として認定されるんだ 

職業能力開発促進法は労働者が自ら職業生活設計を行い、
その職業生活設計に合わせて自発的な職業能力の開発と向上に努めることを目指します。
一方で事業主には雇用する労働者が多様な職業訓練を受けることにより職業能力の開発及び向上を図ることができるように、その機会を確保することを求めています。
「キャリアコンサルティングの機会の確保そのほかの援助を行うこと」(第10条の3)もその中に含まれています。

その他の努力義務・配慮義務

このほか職業能力開発促進法により労働者の職業能力開発促進のために事業主が行うべき措置として規定されていることがらや事業主の配慮義務や努力義務として規定されている事柄をいかに挙げます。

・労働者が実務の経験を通じて自ら職業能力の開発及び向上を図ることができるようにするために労働者の配置そのほかの雇用管理について配慮すること

・労働者が自ら職業に関する教育訓練又は職業能力検定を受ける機会を確保するために必要な有給教育訓練休暇、長期教育訓練休暇、再就職準備休暇そのほかの休暇の付与、始業及び終業の時刻の変更、勤務時間の短縮などの援助を行うこと

・雇用する労働者の職業能力の開発及び向上が段階的かつ体系的に行われることを促進するための措置に関する計画(事業内職業能力開発計画)をさくせいするよう努めること

・事業内職業能力開発計画の作成・実施・労働者に対して行う相談、指導などの業務を担当する職業能力開発推進者を選任するよう努めること