包括的・折衷的アプローチ、システマティックアプロ―チの概要~キャリアコンサルタント量産計画

これは名前の通り感情・認知・行動・発達・構造など様々なアプローチを取り入れて応用したもの。
実際のキャリアコンサルティングの場面で取り入れられる手法なので出題頻度は高いです。

今までご紹介してきた様々な理論は人間の行動の一つに焦点を当ててたよね
行動に焦点をあてたり、認知に焦点を当てたり、無知に焦点を当てたり、
でも実際の相談場面ではそんなことないですよね?
今までのは所詮理論!その理論を組みまわせて実践しようって話



各理論のいいところを取って特定の理論にとらわれないアプローチ手法です。
この手法を取り入れたのが「システマティック・アプローチ」

ここでは包括的・折衷的アプローチ=システマティック・アプローチで構いません。

要は、いろいろな理論を組み込んだとしても結局の流れは以下のシステムに分けられるよねってこと

包括的・折衷的アプローチ=システマティック・アプローチ

①リレーションづくり(関係構築)
②問題把握
③目標設定
④方策実行
⑤結果の評価
⑥終了 + 問題があればいつでも再開

ここでの登場人物はアイビィ」「カーカフ」「國分康孝」「ピービィ

多い!

余談ですが、他の理論を柔軟に適用している理論なので比較的最近の話が多いです。
初めて日本人が登場したことからもわかるかと思います!

先にざっくり解説です。

「アイビィ」

マイクロカウンセリング技法
4つの段階的な技法を駆使してクライアントを自分の責任で意思決定できる人間にすることを目的とする。

「カーカフ」

ヘルピング
4段階の援助をおこなう。カウンセラーだけでなく一般の人にも使えるように援助を方式かした

「國分康孝」

コーヒーカップモデル
面接初期、中期、後期の3段階に分けた技法

「ピービィ」

ソシオダイナミック・カウンセリング
対話的な傾聴を提唱
傾聴を3つに分解した傾聴中心の技法

なんかいつもと違って紹介ざっくりだね

詳細は一人一人説明するけど、
キャリアコンサルティングにそんな沢山正解はないんだ
「真実はいつも一つ!」
目的はみんな同じだからね

「アイビィ」「カーカフ」「國分康孝」の技法はぶっちゃけ大体おんなじです!

基本は全部このながれ

①リレーションづくり(関係構築)
②問題把握
③目標設定
④方策実行
⑤結果の評価
⑥終了 + 問題があればいつでも再開

コンサルティングにおいて
関係構築はかかせないし、
問題を把握しなくちゃ解決できない。
何を目標にするかわからないと何をしたらいいのかもわからない。
そして、決めただけでなくて実行しなきゃ。
実行した後も人生は続くんだし、結果を評価して次につなげなきゃいけないでしょ?
でもいつまでもコンサルティングするわけにはいかないから、いつかは終了する

原則はみんなおんなじだよ

あとはそれぞれにアプローチの仕方が違うだけ。
ここはキャリコン試験のロープレでも必要となり、実際の現場でも必要となるので、イメージをしながら覚えましょう!

また、これを学べばキャリコンの仕事内容やあるべき姿もイメージできると思います。

倫理やキャリコンとはこうあるべき!のような問題もあるのでそこにもつながるかと思います。

この記事の監修者

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キャリアコンサルタント

兵庫 直樹

国家資格キャリアコンサルタント。大手外資系ホテル勤務を経て、15年に亘り、マネジメント業務に従事。 その中で人材関連に興味を持ち、キャリアコンサルタントを取得し人材業界へ。その後、持ち前のコミュニケーション能力と資格を生かし、ハローワークにて就業支援に従事してきた異例の経歴!

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